2018-07-31から1日間の記事一覧

宮部みゆき『過ぎ去りし王国の城』(角川文庫、2018・6)

この作者の作品を以前にはよく読んでいたのだが、この数年間遠ざかっていた。たまたま書店でこの文庫が目にとまり、一見風変わりなタイトルに惹かれて読んでみた。作者は、『火車』や『理由』など、現代社会のシリアスな問題を題材、テーマにしたミステリー…