2020-01-24から1日間の記事一覧

ギュスターヴ・フローべーール『ボヴァリー夫人』(芳川泰久訳、新潮文庫)

だれにとっても、一度はと思いながらなかなか目を通す機会がなかった名作がある。フローベールの『ボヴァリー夫人』が、わたしにとってそうした作品の一つであった。書店でもよく目にするのだが、なんとなく敬遠してこんにちにいたっていた。さきごろ、同じ…