2020-02-13から1日間の記事一覧

ギュスタヴ・フローベール『感情教育』(生島遼一訳、岩波文庫上下)

『ボヴァリー夫人』『サラムボー』につづいて作者が1864年から5年がかりで書き上げた代表作の一つである。舞台は、1848年の2月革命をはさんで、ルイ・フィリップの7月王政の時代から共和制へ、そしてルイ・ボナパルトのクーデタによってふたたび…