2018-12-06から1日間の記事一覧

飯島和一『星夜航行』(新潮社、2018・6)

この作者には、天草の乱を描いた『出星前夜』や、後醍醐天皇の隠岐への追放をテーマにした『狗賓童子』といった作品があり、いずれも本格的な歴史小説で高い評価を得ている。この作者の作品に“はずれなし”といわれるが、今回の作品もその例にもれず、あるい…