2021-05-02から1日間の記事一覧

ヴィトルト・ピレツキ『アウシュヴィッツ潜入記――収容者番号4859』(杉浦茂樹訳、みすず書房、2020・8)

原題は、“アウシュヴィッツ志願者―-勇気を超えて”である。アウシュヴィッツなどナチス・ドイツの絶滅収容所から生還した人たちによる体験記はいくつもあるが、本書は、自発的にわざわざ捕えられて入所し、収容所内で抵抗組織をたちあげ、武装蜂起の準備をし…